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カビありズームタクマーとプリセットタクマーを試す(SMC ZOOM TAKUMAR85-210mmF4.5・TAKUMAR105mmF2.8)

会社帰りにジャンクワゴンから1000円で拾ってきたタクマーのズームレンズ。この時代のズームなんか使い物にはならんだろうと今まで手を出さなかったのですが一番表のレンズの裏側にぽつぽつと小さなカビが出ていたくらいで打ち捨てられていたのでつい持って帰ってしまいました。これなら飾り銘板外すくらいで掃除できるかなあ、と。まだ手を着けていませんがとりあえず持ち出してみました。
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カビは写真でも判別できないくらいの軽度のもの。このままでもいいかなあ。
こいつ、SMCですが開放測光には対応していないと言う中途半端な仕様です。インナーズームですが直進式、フィルター径が58mmで最短も3.5mといかにも昔のズームと言う感じ。それを補うクローズアップレンズが標準で付属していたのですが残念ながら本体のみ。まあこの値段ですし。
もう一本はオークションで手に入れたモノコートのタクマー。写真をちゃんと見ていなかったのでフィルター枠に当りが;_;)まあちゃんとフィルターはねじ込める程度なので使うには問題がありません。プリセット絞りですから実絞りで使うには便利かなあと考え手を出してみました。
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夜勤明けで帰宅して寝てましたので、いい天気やったはずですが出かけたのは夕方に近所で例によってまたですかな被写体。影が伸びるの早いし山は近いしで4時半には日がなくなってしまいました。まあ下手すりゃ引きこもりでしたしねえ。写真としての出来はそう言うことですので・・・。はい、言い訳終わり~。

まずは最大望遠。撮影順ではありません。天地がアレですがノートリミングで;_;)
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150mm。
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135mm辺り。
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85mm。えーと、顔に影が思いっきり被ってましたんでこれでご勘弁を・・・。
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実はこのレンズ、最初ドン曇りの日没近い時刻に持ち出したのですがEOS5Dのファインダーではよーピント合わせ出来ませんでしたわw。明るいレンズでも合わせ難いですからねえ自分の目じゃ。まして高ISOでもシャッタースピードぎりぎりな状況では。
それよりは遥かにMFしやすいK-7で今日の天気でしたら全く無問題でした。

最後にプリセットタクマー105mm。
前期型とされる鍍金がアクセントのモデルです。135mmも同様ですが、AUTO TAKUMARの登場後に再度ラインナップされた後期型があり、そちらは黒一色ということで外観から容易に見分けられます。しかし前期型には中間絞りのクリックの有無やフィート表示、メートル表示のみのものがあったりでバリエーションがあるようです。

どれも思った以上に写ってくれているようでまあほっとしたと言うかなんと言うか。
プリセットのレンズと言うのは要するに自動絞りがない時代、今のマウントアダプターで使うのと同じような使い方をしていたわけです。絞り込む場合実際にレンズが暗くなりますからピント合わせは絞りを開けた状態でやってから絞りリングを操作します。慣れないとその都度ファインダーから目を離して絞りリングを目視して操作する必要があります。それを補助するためピント合わせの前に絞りたい絞りの値をセットしておくダミーのリングがあって、ピントを合わせたのちクリックのない絞りリングを回すとセット位置で止まるようになってるんですね。
いちいち目で確認する必要がなく素早い絞り操作が可能となる仕掛け、と言うわけです。今では当たり前の技術も確立されるまでは無いなりに工夫をしていたんですね。
カビありズームタクマーとプリセットタクマーを試す(SMC ZOOM TAKUMAR85-210mmF4.5・TAKUMAR105mmF2.8)_e0070773_23531922.jpg

共通のデータはボディK-7、ISO400・絞り5.6から8と言った感じです。

普段持ち出すレンズにはならないでしょうが、これだけ撮れれば自分には十分ですから機会を作って持ち出してやろうと思います。
ズームの方は近所が精々になると思いますが(^^;
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そう言えば・・・。
紀州鉄道のキハ603、先週も動いた様で。さーて本当はいつまでなんでしょうなあ。
行ってもう動いてませんもがっくりだしまだまだ撮りたい構図やアングルなどもたくさんあるし・・・。
こうならんうちに行っておけってことですが。
by umashikatei | 2009-10-13 00:07 | 撮影機材(M42・Sマウント)
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